こないだまでしばらくDeedstillをつかってたのですが、この手のデッキは非常に勝つまでが長い。

1戦目を終えた時点で、すでに時間の半分を使っていたりすることもしばしばありました。

有利な相手にでも時間の1/3は使う構成な以上、大会において使用するにはいくつかのコツを抑えておかないと連戦につぐ連戦で勝てるマッチを落としてしまうこともあるので、それをまとめとこうかなと思いまして。

◇実践前にできること。

・練習
正直これに尽きるのですが、色んな相手とのマッチアップを自分の中で作っておくこと。これを充分にやった上でも、さらに想定してないパターンというのが往々にして存在します。そのときに考える時間を割きたいので、基本の立ち回りでは予め解答を作成しておき、パッパと薦めていきたいものです。

・ダイスの用意
これは以前、齋藤友晴氏が仰ってたのですが、例えば6面ダイスで先手、後手を決める場合、アイコという状況になる時間が勿体ない。20面ダイスだと、そうそうアイコにはなり難くさっさと順番が決まるということなのですが、これが中々馬鹿にできない。この手のデッキを使っていると盤面をコントロールしてあとはいかにして殴るだけという状況でも時間が3分しか残ってないということで、相手が特にテクい行動をしてなく、勝てたとしてもせいぜいトイレにいくのが限界だったりします。せめて1服はして気持ちを切り替えたいところ。そういう時間を稼げるならやれることからやるべきだと思ってます。また自分からダイスを用意して目の大きいほうでいいですかと、言い出すことによっても時間は短縮できる要因があると思ってます。

・サイドプランについて
これも大会出場を考える上で前々日までには作ってある程度回した後、きちんと何を抜いて何を入れるかを決めておくことが非常に大事だと思ってます。とは、いえ大抵の人は仕事や学校でなかなかそういう時間が取れない以上、試合中、最悪インアウトのタイミングで考えたりしますが、それはやはり時間が勿体無い。回せなくとも、想定した相手の場合、何を抜いて何を入れるかというのを先手、後手ヴァージョンで作っておくことが大事です。

・飲食物について
これは会場によるのですが、可能ならば予め用意しておくに越したことはありません。買いに行く時間や、食べる場所などを考えると、大抵の大会において昼休憩などないのですから、時間がかかるデッキをチョイスした以上は、最悪食べれない、飲めないということを防ぎたいからです。空腹やのどが渇いている状態というのは、自分が思っている以上に疲れを招き、ミスプレイにつながります。エクストラターンを使い切ってもおおよそ5分以内であれば休めるのでその間にすむ様な用意ができているのとできていないのでは、大きく違うんじゃないでしょうか。

・カバレッジや動画について
いまや、大抵のDNなどをやっているひとが大会後そのようなものを記しています。特に自分に近いアーキタイプを他人が回しているのを見たり、読むことはプレイングを広げます。結構、大会中でもあるのですが、この局面、~さんはこうしてたけどもなんでこうしたのかというのがハッとわかったりします。そのプレイングが間違いだった場合は、同じ罠に嵌らずにすみますし、逆に自分のプレイを最終的に選択して行動する前に、本当にこれでいいのかという自問の機会が与えられます。むしろこういうことに時間を使いたいので、他の削れる時間は削っていくべきだと思ってます。


◇実践中にできること

・メモの簡略化
思考囲い、ヴェンデなど対戦相手の手札を見る機会というのが往々にしてあります。それをメモするのはもちろん大事ですが、これにもあまり時間を使いたくありません。というのも、メモなんてものは自分にだけ読めればいいものであり、あらかじめある程度の簡略化というものをしておくとメモはとりつつもそこに時間を使わずにすみます。僕なんかはイニシャルで書いてます。

・相手の考えている時間に考える
これは、よく将棋や囲碁なんかで言われていることですが、相手が時間を使っていることにアドヴァンテージを得れる要因というのがあります。というのも、相手が考えていること事態に相手が何かアクションを起こそうとしているのがわかり、そこから発展した自分の行動を考える機会が与えられます。ここで、読み違いというのがよく発生し、そっちだったかーみたいなのもよく大会で見られますが、そういうことがないように、盤面、相手のデッキ構成をよく考え、これはないなという考え方よりも、何を出されたら困るだろうということから考えを練っていくのが大事だと思ってます。

・わからないことはすぐに確認する
これもなかなかできそうでできないことだったりします。ルーリング的にこれをしたらどうなるのだろうと考える時間というものはジャッジを呼ぶことで即解決します。これにより勘違いによるミスプレイを防げるのと、やはり時間を短縮できます。最悪なのが、自分では甲と思っていたルールが違っておりジャッジを呼んだが裁定は自分の思うものと違ったというパターンです。しかし、これは練習不足からきているものであり、未然に防止できるのでできるだけケースバイケースを想定した練習をしたいものです。また残り時間の確認も大事なことです。自分が一定のスピードでプレイできているか、残りの時間によってはプランを変更しなければなりません。また思いのほか時間が残っているようなら、ぶっぱするより回り道でも確実なプランニングがあったりします。


とまぁ、偉そうに当たり前のことを書いてみましたが、なかなか意識しないとできないもの何じゃないかなーと思ってます。

マッチを遅く終わるのは本当に不利でしかないように思えるので、というのも他のマッチが終わって観客が回りにでき始めると、サイドプランや立ち回りが丸見えになり、そのなかに次の対戦者がいたりすると、本当にやっかいです。自分は周りを見る時間がなかったのに、相手はデッキの中身はおろかサイドプランまで見通されてるとやはり次のマッチも長引くのが確定的だったりします。

マジックに真剣に向き合うということはこういうところから改善できる箇所を探すことから始まるのかなーと思って書いてみました。

コメント

4sur
2011年9月16日16:28

メモ取らずに記憶するのも手。
どーせBSとかジェイス撃たれたら手札なんてすぐ入れ替わるので、あくまで短期的なものとして割り切るとか。

でも、一番必要なのが『大会中でどこに時間をかけてたか』を実際に知ることかと。
ダイス振る時間なんかより考えてる時間の方がよっぽど長いと思う。
細かい効率化も大事だけど、最も効果的な改善箇所を知るためにまずは誰かに隣でアクションごとに時間を計ってもらい、それを分析した方が良いんじゃないかな。
そうすると「BSやジェイスで考え過ぎ」「シャッフル回数が多いせいだ」とか色々わかると思う。

アッツー
2011年9月17日10:06

記憶は自分を信用できないことがあるので、恐らくやりませんw

後半部は何度か身内で回すときに動画を回しながら反省会をすることがあるのでそのときになど今度から確認してみます。

しかし、我ながら早く終わって休みたい日記なのか、考える時間を稼ぎたい日記なのかさっぱり軸がブレブレですねー。。。

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